日本語教員試験対策ノート
このページでは、文部科学省によって行われる「日本語教員試験」に向けての対策学習の記録を掲載して参ります。
「日本語教員試験」については、文部科学省のサイトをご覧ください。
前提
このページの筆者は、現職の日本語教師です。いわゆる「法務省告示校」といわれる日本語学校にあたります。現職者については、「基礎試験」「応用試験」について免除がありますが、今回は敢えて免除申請をせずに、「Fルート」での合格を目指すものです。
法務省告示校で日本語教師として働くための要件は様々ですが、代表的な資格として①日本語教育能力検定試験合格、または②420時間講習受講(かつ学士)があります。筆者は、①のみとなり、420時間講習は受講していません。
また、大学で学んだ知識としては、①政治学(1回目の大学)、②英米文学(2回目の大学)の2つの背景がありますが、日本語そのものを専門にして学んだことはありません。
第二外国語としては、英語に加えて、スペイン語を大学でI・II・III・会話の上級レベルまで履修しました。他、ドイツ語・フランス語は初級レベルのみ履修、中国語は実務に沿って簡単な会話や文法に触れた程度です。
日本語教育能力検定試験合格について

日本語教育能力試験は、2020年12月試験に合格しました。
一応独学で合格したのですが、言語学としては2回目の大学(社会人大学時)に学んだ英語音声学がかなり有利に働いたといえます。調音点、調音法などは、英語のもので学んだのですが、日本語の音声を学ぶ上で役に立ちました。
使用したテキスト
日本語教育能力検定試験第4版

定番の基本書です。知識のインプット用として使用しました。問題もついていますが、あくまでの知識のチェック用です。浅く広く学びつつ、用語集と合わせて基礎を固めていくという使い方をしました。
日本語教育能力検定試験分野別用語集

何度もめくって、回転したという意味では、この用語集です。アンダーラインや蛍光ペンを使う勉強法には批判もありますが、ぱっと見て、どれくらい進捗しているかを把握する意味で、各ページを「汚して」しきました。とにかく、回転、回転。それでも試験までに全てを完璧に覚えることはできていなかったですね。
合格するための問題集(2017年発行)→【復習テキスト01】

過去問も解きましたが、解説を読み込む意味で大変役に立ちました。これは合格時よりもかなり前に買っていた本だったのですが、追い込みの復習に使いました。
合格するための問題集(2020発行)

合格するための問題集の、当時新しいバージョンです。この本を中心に「試験脳」を固めていきました。
記述式問題40

記述対策用です。正直、このころはカリキュラムだの、教案だのというものはまったくイメージできるものではありませんでした。今読み返すと、かなりリアリティを持って読めるものですね。
日本語教育のスタートライン

「本気で」と書いてあるように、まさに本気の内容です。試験合格という目標のためには少し重い気がしますが、実際に日本語教師をやりながら辞書的に参照していくと知識が芋づる式に増えます。
日本語教員試験に向けた勉強の記録(分量計算と進捗)
このページを書いているのが、2024年9月8日です。これから上記のテキストを復習しながら、学習の記録を残していきます。記録内容はブログ形式で展開していきます。
【復習テキスト01】合格するための問題集(2017年発行)
【復習テキスト02】合格するための問題集(2020年発行)
分野 | ページ数 | 進捗 |
社会・文化・地域 | 0 | |
言語と社会 | 0 | |
言語と心理 | 0 | |
言語と教育 | 0 | |
聴解 | 省略 | 0 |
過去問
過去問をやり込む予定です。令和5年、4年を徹底してやりこみ、試験まで時間の余裕があれば、3年、2年まで遡るつもりです。自分が合格した年が2020年ですから、そこから更新された情報などに注意したいですが、日本語教員試験も基本的には大きく変わらないということを信じて参ります。
令和5年(2023年)試験
- 問題I
- 問題II
- 問題III
令和4年(2022年)試験
未購入
令和3年(2021年)試験
未購入
令和2年(2020年)試験
未購入